ハゲはほぼ確実に遺伝する〜早めにケアを開始し体調管理と頭皮ケア効果を手にする
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父親が禿げている、あるいは母方の祖父が禿げている。こういうケースだと、もはやハゲの遺伝子を受け継いでいることは間違い。
観察的に判断したその確率は、60%以上。つまり、3人男の兄弟がいれば2人はハゲることを覚悟しておかなければいけないだろう。
でも、あきらめるわけにはいきません。よく育毛剤や育毛関連グッズの広告には「遺伝子を受け継いでも確実にハゲるわけではない」と書かれています。
これも、ある意味大きな力をもっています。しかし、前提として「自分はハゲる」という基本的認識を明確に持ち、戦う強い意志が必要です。「どうにかなるさ」では解決できないのが、ハゲの進行なのです。
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この遺伝子がもたらす影響として、もっとも厄介なのが脱毛・薄毛の原因となる5α-リダクターゼの働きです。この悪影響は、遺伝的に受け継いだものなので、
生活習慣や頭皮環境を整えるなど簡単なケアではどうすることもできません。もちろん、抑制する飲み薬もありません。
リアップなど、生える効果を持つとされる育毛剤でも、5α-リダクターゼの悪い働きを抑えるものではありません。発毛を促進することで、抜ける量に対抗しようとするものなのです。
育毛剤、育毛シャンプー、世の中にはさまざまな種類があり、薬効成分と、その狙った効果も少しずつ異なります。そして、そのなかには「5α-リダクターゼの働き」を抑えることを目的とした商品も出ています。5α-リダクターゼの働きが気になる方は、こうした商品をまず選んで早めのケアを開始することが大切です。
その前提のもと、頭皮ケアや生活習慣、食生活も整えていくことが重要になるのです。
■羽毛真千が17歳で使った育毛剤は加美乃素
羽毛真千が、弱冠17歳で最初に購入した育毛剤は加美乃素でした。当時、ほとんど唯一といってよい抜け毛予防の育毛剤。そのなかに、女性ホルモンの作用と効果をうたった効能があったことを覚えています。発想は単純です。抜け毛は男性ホルモンが出過ぎるから。だから、女性ホルモンの働きを活発にすることで抜け毛を抑えたいという。その効果は、別の形で見えてきました。乳首の周りが「しこり」のように硬くなったのです。これが、当時の貧弱な情報収集活動によって女性ホルモンの影響だとわかったことを記憶しています。
その成果があったかどうかは不明ですが、40年経ったいまでも見かけ上の髪の毛はふさふさ状態。カロヤン、育毛サロン、その他複数の育毛剤、育毛シャンプーを使い続け、いまでも髪の毛を維持しています。
5αリダクターゼの働きのように遺伝的に受け継がれた体質を持つ方には、
頭髪専門クリニックが推奨する育毛剤
セファニーズ5α
をはじめ、
リ・ハール・ミバエ
や
パディリーフシャンプー・ヘアトニック
などが効果的だと考えられます。
また頭頂部が気になる方はミノキシジル効果が期待できる
リアップ
、
前頭葉の額の生え際が気になる方には、
【速報】M字型ハゲ用の育毛剤プランテルが医薬部外品とし…
、
全体的に抜け毛が多く髪の毛が細くなってきたと感じる方は
世界初!分子ピーリングの発毛・育毛ミスト[M-1]
というように、育毛剤を選んでみる必要があります。
■サプリメントの中心的な有効成分として、亜鉛やノコギリエキスがある。亜鉛は髪の毛の成長に欠かせない成分。 抜け毛は男性ホルモンが5αリダクターゼと呼ばれる酵素と結びついて増えることにより過剰な皮脂を分泌させ、毛根の育成を阻害してしまうために起こるとされるが、ノコギリヤシには5αリダクターゼを阻害して抜け毛の原因となるジヒドロテストステロン(DHT)の産生を抑制する働きがあるとされている。 医薬部外品の育毛剤「チャップアップ(CHAPUP)」
ノコギリヤシを含むサプリメントと育毛剤のセットお勧め育毛アイテム
■外国製品(ミノキシジル10%配合)やサプリメントをお求めの方へ
現在、日本でミノキシジルを配合した製品は「リアップ」があります。リアップは頭頂部の抜け毛に効果があるとされていますが、薬剤師などの指導を受けて段階的に濃度の高い製品を使用することが安心につながります。同様に「生える」とされる外国製品のサプリメントも自己責任によって服用されることをお勧めします。
■「生える」という広告コピーに惑わされないようお願いします
確かに、最近の育毛シャンプーや育毛剤は、効果が「あがる場合」も少なくないようです。しかし全員に「生える」ということはありません。
育毛剤をつけたら、ニョキニョキ、ふさふさになるという幻想は抱かない方が安心です。
適切なケアをして、気長に効果を待つ。以前、ガンで亡くなった忌野清志郎さんが自身の髪の毛が復活する様子を公開していました。生える条件さえ整えば、生えてくるものです。
最近注目しているナノ化育毛剤
皮膚から薬効成分が浸透することは難しいとされてきました。しかし、最近ナノ化技術が進歩し、薬効成分が毛根まで届きやすくする商品も出てきました。薬効成分が届いてこそ効果は高まります。注目キーワードです。